事件

2002年8月4日
朝にそれは起こったのでした。

いつも朝にうるさく鳴くうちの犬(名前はゴルビー・愛称ゴル)が鳴かない。
おかしいな?と思いつつ、起きる。

妹が様子を見に庭に出てみてからどのくらいだろう?


2、3分とかからなかった気が。


ものすごい勢いで、階段を駆け上がる音がしたかと思うと、


「ゴルがいない」


どうも、庭の入り口を閉め忘れたらしい。

もとが猟犬であるビーグル犬の彼が外に出てしまうことは、そんなにおかしなことではない。

慌てて起きて、着替えて庭に出ると確かにいない。
隠れてもいない。
妹は自分のせいだと泣きだすし。
急いで周りを探す。

が、全然手がかりも見つからない。

手当たり次第、道で会う人に声をかけてみる。
予想通り何も得られない(ーー;)

だんだん焦る。
何ていったって、彼は今年10才。人間で言うといいおじいさんだ。
そんなに機敏に動けるわけじゃないし・・・
いやーな不安が、頭の中をよぎる。

思い切ってバイクにまたがる。
少し離れた畑を回る、がやはりいない。
農作業をしている人達に聞いてみるが、全然ダメ。
だんだん悲しくなってきて、泣きそうになってたら、その農作業していたおばちゃんが励ましてくれて、いま収穫していたトマトをくれた。

そしたら、泣いてしまった。


(はっきり言って、その場であきらめてしまってました・・・)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


その後、家に1本の電話がかかり、かなり離れたところの動物病院に保護されているとの連絡があったそうで。
そして、ゴルは無事帰宅の途についたそうです。

僕は、怖くてそれ以上なにもしませんでした。
そんな自分が嫌い。
でも、よかった。


心なしか、ゴルがやつれているように見えた。

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